新しい時代の東京へ Reborn

都議会での発言Metropolitan Assembly

高校生の国際交流を積極的に!

関口発言

さて、子どもたちが将来、日本を支え、世界で活躍するためには、世界を知ることが重要であると痛感しています。小中学校で英語を学 び、コミュニケーション力をつけた子どもたちが、さらに高校の段階で国際交流を経験することは大変意義のあることです。そこで、私 は、高校生に公費で海外留学できる機会を与え、意欲のある高校生にはどんどんどんどん海外で経験を積んでもらいたいと考えます。私 が公費で海外留学をさせたい理由は、それは使命感を与えたいからであります。使命感は困難を乗り越える力となります。子どもたちに 対して、税金で海外留学してもらうのは、将来、東京、日本を引っ張ってもらう人物になってくれと伝え、子どもたちに使命感を感じて もらうことが重要だと考えます。現状では、受益者負担の原則など障壁があることも承知しておりますが、都立高校から日本を引っ張る 人材を輩出することに資すると考えます。知事も、世界と戦える力を養うため、留学支援の新たな仕組みについて言及しておりますが、 今後、公費留学制度のあり方などは議論を深めていただきたいと思います。そこで伺います。国内外を問わず、高校生の国際交流を積極 的に行うべきだと考えますが、都教育委員会の見解を伺います。

教育長答弁

高校生の国際交流についてでございます。高校生が国内外を問わず、外国の人や文化、生活等に直接触れることは、多様な物の考え方を 知るとともに、世界のさまざまな国や地域の人々と望ましい関係を維持していくことの大切さを考える上で重要であり、若者の内向き志 向を打破し、世界を舞台に活躍する力強い若者を育成することにつながる有効な機会であると考えます。都立高校では、平成二十二年度 、四十四校八十七名が海外に留学し、十四校が短期留学生二十五名を受け入れ、三十五校三千百三十九名が海外語学研修や海外修学旅行 に参加いたしました。今後とも、こうした実態を踏まえ、多くの都立高校が自校の特色や国際都市東京の利点を生かして、さまざまな国 際交流の取り組みを行うよう、引き続き積極的に支援してまいります。